― 子どもたちの夢を結ぶ、初天神のこども祭り ―
毎年1月の第四日曜日に、宮地天満宮では「初天神」が行われます。
(2026年は1月25日)
その日にあわせて、こどもたちのためのお祭り 「神むすび市」 をひらきます。
神むすび市は、むかし宮地天満宮で昭和初期まで続いていた「初天神のならわし」を、
今の時代によみがえらせた、こどもたちのためのお祭りです。
願いごとを梅の木にむすぶ「神むすび」
境内にある梅の木のそばに、色とりどりの短冊をご用意します。
こどもたちに、夢や目標、かなえたい願いごとを書いてもらい、
天神さまゆかりの梅の木の枝に、そっとむすびつけます。
かつて宮地天満宮では、初天神の日に子どもたちが願いを書いた紙を梅の木に結び、
「天神さまが見守ってくれるように」と祈っていました。
神むすび市は、このあたたかな習わしを現代によみがえらせるお祭りです。
武士道を知る「居合体験」
当日は、居合道の剣士による 居合体験コーナー も行います。
刀を手に、基本的な振り方を丁寧に教えます。
所作の中で、こどもたちは「集中すること」を、楽しく体験することができます。
昭和の遊び・バザーコーナー
境内には、昔ながらの 昭和の遊びコーナー も登場します。
けん玉、お手玉、メンコなど、シンプルだけど心に残る遊びを通して、
大人もこどもも一緒に笑顔になれる空間をめざします。
さらに、地域のみなさんが参加する バザーコーナー も予定しています。
あたたかい交流の場として、ぜひのぞいてみてください。
子どもたちによる「秩父屋台囃子」
当日は、こどもたちが参加する 秩父屋台囃子 も奉納されます。
太鼓や笛の音が境内にひびき、元気なリズムが初天神を彩ります。
地域の子どもたちの晴れ舞台として、どうぞあたたかい拍手をお送りください。
未来の夢:子どもたちの発表の場へ
神むすび市は、これから 「子どもたちの発表の場所」 にしていきたいと考えています。
歌、ダンス、楽器、朗読、演劇…
こどもたち一人ひとりの「やってみたい」を応援し、
挑戦できるステージに育てていきたいと思っています。
少子化が進み、地域の子どもは少なくなってきています。
だからこそ、一人ひとりの子どもが何よりも大切な宝物です。
神むすび市が、
「ここで育ってよかった」
「また来年も出たい」
そう思ってもらえるような、夢と希望のつまったお祭りになることを願っています。
そしていつの日か――
「秩父の子どもの大きなお祭り」として愛される行事 に育っていくことを目標にしています。
ぜひご家族で、宮地天満宮へ
初天神の日は、どうぞご家族そろって宮地天満宮へお参りください。
子どもたちの願いを“神さまにむすぶ”一日が、
きっとご家族にとっても、あたたかい思い出になるはずです。