菅原道真公と”牛”のご縁
菅原道真公と「牛」
菅原道真公と「牛」
菅原道真公と「牛」のご縁(ゆかり)
天神さま(菅原道真公)と牛は、昔から深いご縁があると伝えられています。理由としてよく語られるのが、主に次の2つです。
道真公は丑(うし)年生まれ(承和12年=845年、乙丑)とされ、牛は特別な存在になりました。
北野天満宮
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道真公が大宰府で亡くなられた後、ご遺骸を乗せた牛車(ぎっしゃ)の牛が伏して動かなくなった場所を墓所にした、という伝承があります。この出来事が、のちの太宰府天満宮の始まりにつながった、とも語られます。
北野天満宮
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太宰府天満宮|全国天満宮総本宮
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このような伝承から、天満宮では牛が**天神さまのお使い(神の御使い)**として大切にされ、境内に「臥牛(がぎゅう)」の像が多く見られるようになりました。
宮地天満宮 初天神だけの「撫で牛(なでうし)」
宮地天満宮では、初天神のときだけ、社殿から牛の置物が出され、参拝の皆さまが実際に触れることができます。
この「撫で牛」は、天神さまのご神徳にあやかり、願いを込めて牛に触れる、特別なならわしです。
・頭が良くなりたい・学びを伸ばしたい方は、牛の頭をやさしく触ってお祈りします。
(「牛の頭を撫でると知恵を授かる」という信仰は、太宰府天満宮でも紹介されています。)
・体の具合が気になる方は、気になる部位に対応する場所を触り、回復を願います。
(撫で牛で健康を願う信仰は、各地の天満宮でも伝えられています。)
